破綻懸念は6市町村

　総務省は、全国の都道府県と市区町村の２０１０年度決算に基づき、各自治体の財政健全度を発表しました。財政破綻の懸念がある「早期健全化団体」は６市町村で、０９年度の１３市町村からほぼ半減した。新たに同団体となった市町村はなく、国の管理下で再建する「財政再生団体」には北海道夕張市が引き続き指定されたそうです。

　早期健全化団体とは、収入の中で借金の返済額が占める割合が２５％を超えたり、将来負担する借金の割合が３５０％を超えたりするなどした市町村ですが、今回の調査で改善したのは、国から市町村への地方交付税が前年度より７９００億円（１０・４％）増えて、歳入に余裕が出たことが収支改善の一因とみているようです。

　でも、日本の借金が増え続けていることを考えると、日本そのものが破たんするのではないかと思ってしまいます。日本の将来は大丈夫なのでしょうか？